第10回 JavaScriptの概要と実例

今や,JavaScriptを利用していないWebページはほとんど無いでしょう。 eラーニングコンテンツの国際標準規格であるSCORMのAPIにも用いられています。 JavaScriptの概要を振り返り,与えられたサンプルコードを拡張してみましょう。

JavaScript とは

JavaScriptは, Netscape Communications 社が開発したプログラミング言語で, Netscape Navigator 2.0 で初めてサポートされました。

今や,主要なWebブラウザではほとんどサポートされており, ある意味,世界中でもっとも普及しているプログラミング言語と言って良いでしょう。

ただし,Webブラウザやそのバージョンによって, サポートされている記述形式や関数等がさまざまで, どのブラウザでも問題なく動作するプログラムを作るには, それなりの工夫と配慮が必要です。

うまく利用すると, 単に文字や画像を見せるだけだったページがぐっと魅力的になり, eラーニングコンテンツとしても教育効果の向上が期待できます。

JavaScriptプログラミングを学習するための資料

書籍としてお薦めなのは,

です。リファレンス本ですが,例文が豊富なので実用的です。

オンラインでも,JavaScriptプログラミングに役立つ資料が沢山見つけられます。

Netscape/Mozilla/Firefox では,メニューの 「ツール」 → 「JavaScriptコンソール」(または「エラーコンソール」)を選ぶと, JavaScript のプログラムにエラーが生じた場合, デバッグの参考となる情報が表示されます。
金額がエラー

簡単なテストコンテンツのサンプル

次に示すのは, 簡単な選択式の小テストを行うページの例です。
>> 簡単な小テストを提示するページ

ページを開いた時と,別のページに移動する時に メッセージが出るようにしてあります。
これらの動作は, page1.js という名前のファイルの中に定義してあります。